防災避難訓練を行いました。「自助」・「共助」・「公助」の心構えが大切。

公開日 2017年11月17日(Fri)

 地震における津波襲来の有事を想定した防災避難訓練を行いました。
 今回は,奄美近海での大規模な地震を想定し,迅速な避難をするため校内の避難経路の確認,有事の際に気をつけるべきことを確認しました。
 本来であれば,実際に避難する学校近くの高台への避難経路を確認する予定でしたが,あいにくの天候のため体育館で防災に関するDVDを視聴し,防災の意義,身の安全を確保する能力と態度を学びました。
 避難訓練に際して,奄美消防笠利分署の方に来校して頂き,避難をするときの原則「お(おさない)・は(はしらない)・し(しゃべらない)」の確認,さらに講話のなかでは,自分の命は自分で守る「自助」,家族や地域の人を助ける「共助」,公共機関の消防・自衛隊の「公助」の3つを学びました。また,「公助」の救助活動では限界があり,日本の消防・自衛隊の力を総動員しても20%の人しか救助することができないことを教えて頂き,改めて「自助」,「公助」の大切を実感しました。
 自然災害などの防災に関して,全国各地で被害をテレビ等で実情を目にすることがありますが,どうしても当事者意識を持てず,漠然と過ごしていることが多いと思います。有事の際に,自分の命を守り,大切な家族や友人を守るために何をすべきか,どのように行動すればよいか,家族や友人とも話し合いの場を作ってみてはどうでしょうか。常日頃から防災・減災の意識を高めていきましょう。

 全体の避難訓練の後には,職員を対象に車いすなどの支援を必要とする生徒の避難について確認する研修も消防署員の方の協力のもと行いました。

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防災の心構えについて講話をして頂きました。

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【職員研修】

支援を必要とする生徒の避難について